第25回 日本外来小児科学会年次集会 シンポジウム5   8/22~23

第25回 日本外来小児科学会年次集会 シンポジウム5

「未来を担う子どもたちのために〜安心を与える子育て支援を」

 

8/23(日) なかのドリームがパネリストとして招かれました。
5名のパネリストが集まり個々に抱えている問題や課題を発表いたしました。

開催場所は、東北大学です。

①超未熟児で生まれた子の障がいを持った際の課題
(ゲンキのモト編集室)

②子どもたちの笑顔と未来のために〜重症心身障害児を持つ親たちの想い
(NPOなかのドリーム)

③発達障害の子どもに合わせ保護者に寄り添うための2つの課題
(NPO発達わんぱく会 こころとことばの教室こっこ)

④小児から成人へ継ぎ目のない医療環境を
(先天性代謝異常症の子どもを守る会)

⑤治療薬承認から8年 ムコ多糖類の子どもたちの未来
(ムコネットTwinkle Days)

病名も障害も違う活動内容も全く違う視点から、子どもたちの出生〜今〜将来へ何が必要かを話し合いました。

⚪︎幼児期より適切な訓練を繰り返し行うことの必要性、専門的な療育

⚪︎重度心身障害児、難病、発達障害児が必要とする地域とのつながり

⚪︎親と子の自立

⚪︎小児科から成人診療への引き継ぎ

⚪︎出生後の難病の早期発見、早期治療

が、キーポイントになりました。

講演している間 意見交換する間、、涙する方 大きく何度も頷く方…これら課題の解決策に近ずくためにたくさんのご意見を伺うことができました。

このシンポジウムの座長をされた高畑さんのお言葉を一部抜粋させていただきます。

皆様の活動は、点としてみるとそれぞれが独立しているものですが、線として繋がる部
分があり、その線が網の目のように増えていくことで面になることを期待しています。
今の医療制度・福祉制度の中では十分にケアされていない部分を拾い上げる取り組みで
あり、医療制度・福祉制度の中で日頃から奮闘している医療従事者には、寧ろなかなか
見えにくい部分でもあります。

一度のシンポジウムでは何かが大きく変わることは無いかも知れませんが、皆様方の日
々の積み重ねを時折、衆目の前に紹介する機会をつくり続け、少しずつ社会に変化をも
たらせればなと期待しております。
これからも良い連携を図りながら、活動していきたいと考えております。』

2時間半のシンポジウムはとても貴重な体験でした。

ご協力くださった「+Action For Children」みなさま、パネリストみなさま、三輪先生に心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。

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